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DIADORA（ディアドラ）とは、1948年にマルチェロ・ダニエリが、イタリアのベニスから西北へ約80km、カメラノという町の靴工房にて「ディアドラ」と名付け登山靴の製造を始めたことがはじまりです。

現在の安全作業靴の起源でもあるこの登山靴は、洗練されたデザインと、高い信頼性、そして登山に必要な安全性を兼ね揃えた靴を生み出し、靴の国イタリアで飛躍的な成長を遂げました。

1970年代にはスポーツの時代が到来。ダニエリは職人の技術を基に、新しい技術を盛り込んだテニスシューズ を発表し、テニス業界の著名人ビラスやボルグといったチャンピオンをも魅了する 靴となりました。

躍動感あふれるシンボルマークは、ディアドラのコンセプトを象徴する「フォークドバッヂ」と呼ばれ、著名なデザイナーかつパイロットでもあったマルツィオ・ブロンバルが「鳥が獲物を捉え、翼を拡げて大空に舞いあがる姿」をイメージしたデザインです。また、「フォークドバッヂ」は単にデザインされただけのものではありません。アッパーの伸びを抑え、ホールド性を高め、すぐれた履き心地を約束したデザインと優れた機能を兼ね備えています。

「科学された人に優しいロジカルな靴づくり」を徹底し、その「優しさ」と「情熱」、そして「歓び」を教えてくれるギアがディアドラです。ブランドの名前として掲げられる「ディアドラ」はダニエリが友人から聞いた言葉。ギリシャ語で「神より賜りし至上の贈り物」を意味します。戦後のイタリアで我が技ひとつで奮い立つダニエリに友が贈ったこの言葉は、ダニエリが作り出すことになる靴が、多くの人々にとっての「至上の贈り物」になることを予言していたのではないでしょうか…。